ヘルパーの「痰吸引と経管栄養の基本研修」

研修期間の申込用紙には、ケアの対象者が決まっていることを前提にして、基本研修と実地研修を行っているところがあるようで、事務局にも問い合わせがありましたので、基本研修だけ早期に受けておくことができるようにと要望しました。

以下のように、厚労省障害福祉部 高木専門官へ問い合わせをしました。

「喀痰吸引の第3号研修ですが、自治体の申込書を見ると、第3号研修の申し込み書に「特定の者」の氏名を記入するようになっているところがあります。これだと、申し込むときにこれから入る患者さん(特定の者)が決まっている必要があります。

でもこの手順だと、急な呼吸器装着や急な退院の時にはとても間に合いませんので、(基本研修の機会が少なく、次の研修が1年後の場合もあるため)
患者が決まっていなくても「基本研修(講義〜シュミレーション)を先に受けておき、喀痰吸引と経管栄養が必要な患者が出たら「実地研修」を受けて、すぐに在宅での医療的ケアに対応できるようにして欲しい、という意見が寄せられました。

「基本研修と実地研修はセットで申し込まないといけないのでしょうか?また、特定の者が居なくても基本研修だけを先に受けておくことはできるのでしょうか?
同じヘルパーが複数の患者へ医療的ケアを行う場合、基本研修は一度受けておけば、2人目以降は実地研修のみを繰り返し受けるので良いのですから、逆に、先に基本研修だけを受けられるのではないかと考えました。」

これに対して以下のようにお返事が来ました。

「今後、自治体からのご質問が来た場合は以下のように回答します。

基本研修を受講する段階では必ずしも「特定の者」が決まっていなくとも受講可能である。」